針を愛でる意味を授けた 僕のコトバ
赤く光る哀れみの束 繰り返して連なる
傷痕はもう慣れっこさ 灯る焦燥
きれいごとを重ね芽生えた 淡い調和
誰も彼も底に落とした 歪む意図
おびえ隠しあう真実
そこに放る
描いたウソ
また滴った
ただ願った
まだ、
満たされぬ安堵 境界は皆無
こぼれおちた指から漂う感傷
そこにある残された現実、
巻き戻す 変わらない日々へ
ハリボテの檻に閉じ込めた黒い獣
耳を覆い造り笑って 模る愛想はもう
はじけ飛んで腐り落ちる
残された 狂気の渦
暗い、未来永劫、変わらない
このまま安らかに
ああ、報い、痛い、
今日も自らに負わせた声は懺悔
これがすべて僕の写した願い 「調和」
誰も彼も意味を失くして 滲む意図
踏み歩く屍の中
そこにあった
歪んだ世界
また滴った
ただ願った
まだ、
満たされぬ安堵 境界は皆無
こぼれおちた首から漂う感傷
そこにある残された現実
巻き戻す 変わらない日々へ