褪せていった昔書いた
落書き帳の景色
忘れてったかつて知った
無垢な感情の場所へ
連れて行ってたとえ朝が
優しい温さで呼んでも
月の裏でその言葉が
空を切る だけだ
『人生って孤独だね』君が笑う 昨日に笑う
今日の前でちょっとだけ 俯く僕を許してくれよ
抑え込んだ傷と痛み 二つ持って 少し歩く
震える声 今はそれで良かったんだ
・・・って独り言だ
ふっと目が覚めた
夢かどうか判らぬけど
それはいつも暖かく
心細く遠く揺れる
これを『愛』と呼んでいいか
理由なんてないだろうが
それを『愛』と呼べるのなら
少し楽になれたのかな
どうやって 今日を認めてやればいい?
答えてくれ 答えてくれ
触れる温度が嘘じゃないと信じていいなら
そうやって曖昧に 目を背けて生きてきた
この命に まだ価値があるんだって 言えるのなら
あの空に期待した未来の自分
になれなくてごめんなさい
10年前の世界は広かった気が
今日はするけど
僕なりにもがいてきたんだ道
が空っぽに見えたとしても
10年後に笑えたらいいな
少しずつ息を吐いた
人生って儚くて泡みたいで けどきっと 美しくて
この孤独をぎゅって抱きしめてやれるのなら
抑え込んだ傷と痛み 二つ持って少し歩く
震える声 今はそれで良かったんだ