悲しみの色を
教えているような
静かな夜空に
気付かぬとしたら
気付かせて欲しい
知るべき全てを…
遠くに観える 拭えぬ涙
守りきれない言葉が響く
世界が終わるなら
その瞬間には判るだろうか
答えを知らぬままひとつ胸を閉じた…
悲しみの音が
聞こえないような
忙しい世界が
向き合うことを遠ざけるなら…
少し拒める穏やかな日々
全てを貫いて強くあろう心乱さず
最後の願いさえ叶えられぬ夜に
夜空に預けては
閉じたままの心の川は
誰にも知られずに静かに輝いた
世界が終わるなら
その瞬間には言えるだろうか
溢れる思い出をなぞるように告げよう
瞳が重なって ひとつ胸に咲いた…