ああ、今は何も聴きたくない
大好きな音楽でさえ
空白の心満たせるのは
静寂と一筋の影
二人で過ごした時間
六畳半の小さな世界で
温もりだけ残し
あなたは去ってゆくの
「行かないで」 泣き叫ぶ心
ガラクタみたいなこの身体、ひとつ
涙さえ流れたなら
あなたは振り向いてくれるのに
可愛げのない顔で笑う
いつもより静かな夕暮れ
今さら零れ落ちる涙、ひとつ
忘れてゆくその前に
あなたの笑顔思い出すけど
「大好き」と泣き叫ぶ心
この胸の傷跡も消えて 二人、
思い出に変わる日まで
あなたのことを愛してもいい?
可愛げのない顔で泣いた