宵闇迫る秋の日に
一人ぼっちでやってきた
いたずら好きの女の子
遊びたがりの女の子
誰もあの子に気付かない
きっとあの子も気付いてない
ある日こっそり住み着いた
人と子猫が住む屋敷
だけど何だかつまらない
こっちを見るのは子猫だけ
冷える夜風が身に沁みて
寂しい 恋しい 人の声
(ねえ 遊ぼうよ)
部屋のどこかで くるくる
漫画を開いて ごろごろ
今夜は何して遊ぼう
ねえ 話しましょ
壁を叩いて とんとん
タンスを開いて がさごそ
明日は何して遊ぼう
ねえ 踊りましょ それそれ
ひとり遊びに慣れてきて
今日も屋敷で戯れて
だけど何だかつまらない
お外で皆と遊びたい
子猫と一緒にリハーサル
寂しい 恋しい 人の声
(ねえ 遊ぼうよ)
廊下で優雅に くるくる
ちょっぴりふざけて ごろごろ
今夜は何して遊ぼう
ねえ 話しましょ
部屋まで走って ぱたぱた
机に隠れて こそこそ
明日は何して遊ぼう
ねえ 踊りましょ それそれ
(ねえ 遊ぼうよ)
毎日どこかで くるくる
誰も気づかずに ごろごろ
今夜は何して遊ぶの?
ねえ 答えてよ
おせんべ盗んで もぐもぐ
枕をひっくり返して ころころ
明日は何して遊ぼう
ねえ 踊りましょ
おいでよ おいでよ それそれ