かつて、川べりの小道を
あるいていたとき
私はうっとりとなった
川に匂う
ある花を見て
それは天使のようだった
オレンジの(白い花)のような
そして、その(花は)流れ去った
そして、その(花は)流れさった
かすむ水平線(の果て)を横切って
私は(その花)に触れたかった
私は(その花を)を抱きしめたかった
私は、あなたのように(その花を)を愛したかった
*私は(まさか)魔法使いでもあるまいし
川の勢いを
止めることができるような*
そして(花は)隠れながら行ってしまった
そして(花は)去って行ってしまった
(その花)はすぐに消えてしまった
年月は過ぎてしまった
そして、思いもよらぬ時が
その(花)を私から遠ざけてしまった
それゆえ、私の夢のなかで
私が(その花)を思い出すとき
悲しく、私は(川べり)の道を歩く
川が流れを変えていないかを
調べるために
そして、私は私の花を見にもどってくる