ねぇ好きな人いるの?なんて
君が問いかけてきた
風が吹いて 髪が揺れて
教室の時が止まる
消ゴムが 床に落ちて
すぐに拾い上げて 笑いながら答える
いないよ
ほんのちょっと嘘をついた バレるのがこわくて
本当のことなんて言えるわけないでしょ?
雨の日も 風の日も 想い続けている人
目の前にいるのに
ねぇそっちこそどうなのって
私も聞きたいけど
君はすぐに別の話題 昨日のテレビの話
知りたくて でもこわくて
壊れそうなのに
君は無邪気に笑う ズルイよ
ほんのちょっとベソをかいた
自分が情けなくて
近づけば近づくほど 遠ざかるみたいだ
この胸の鼓動さえ 聴こえてしまいそうなほど
目の前にいるのに
嘘つきのままでいれば
ずっと友達でいられるから そのほうが
いいよね?
ほんのちょっと嘘をついた 私の恋心
簡単に誤魔化せるそんなわけないでしょ?
雨の日も風の日も 想い続けている人
こんなに好きなのに