月夜に照らされた青い誘惑に魅せられて
無数の色を集めた仮面舞踏会
湖辺に揺れる光と影
グラスにそそがれた気まぐれが今夜の色を無言で示している
重なる白い肌に互いの細い指を絡ませながら踊る
見つめる青い瞳は赤いベールに閉ざされたまま
同化した二人の身体は淫らな妄想と現実の悪意とを抱きながら
彷徨い続ける
羽を舞い踊らせながら灯をともし色を導いてゆく
誰も止めることは出来ない私を
戻ることも出来ない