私のことを忘れ、探すな。
このハンカチを保て。
このハンカチを保てよ。
このハンカチを保って、いつか私のことを思い出したら、
涙をこのハンカチで拭き取って。
このハンカチを保って、誰からに貰ったと聞かられたら、
「涙顔、震えている唇の夢から残した
思い出」と言って。
このハンカチを保って、
君は私に、秋の時、春だから。