帰らないで
帰らないで わけなしで
僕は百万光年はるか
世界が黙れば
約束が欺けば
ふたりは誰も歩かぬ花園に溺れる
火から豪雨が来た
船がまた立ち去る
僕の食べ物は長い夜の灰
家から
過ぎた話について
知るのはもう気が動転しない
彼女は僕の病気を知る 長い夜に
(今夜は長い夜)