初めて出会ったあの日から クロゼットの中がお気に入り
この狭い世界が私の全てなの
睫毛の羽で羽ばたいて
青い砂糖を 手に入れる
あなたの睫毛にキスをする
許されないものなんて 何もないの
森の木々も眠る頃 またクロゼットに閉じこもる
きらめく宇宙 こわれた世界 魅惑的なの
どこまでもふくらむ夜の果てへ
こぼれおちた感覚に触れるもの
あなたの睫毛にキスをする
許されないものなんて…
誰にも邪魔されない クロゼットの中 ひとり
震える指で 確かめて
淡いランプの光に照らし出された あなたのかたち
空の色と溶けていく
普通に戻って
夢見て眠った頬に
夜のカーテン 星のもよう
揺れている 揺れている明かり