切なくて泣きたい時もあるわ
伝わらない言葉を噛み締めて
好きなのにあなたの胸広すぎる
別の人の香り漂う
断れないとわかって誘い出すあなた
甘えた声はいつになく優しい
ブザーを押したらまた流されてしまう
扉の前で立ち尽くす
通り雨ガラス窓を叩いて
弾け飛ぶ雫が舞い落ちる
つくりごと瞳が冷たすぎる
頬擦りさえ挨拶がわり
扉のチェーンを外して誘い込むあなた
引き返すなら振り返りたくない
うつむいてたらまた強く抱かれて
軋んでゆくわ薄いからだ