哀(かな)しみゆえに彼女(かのじょ)は身構(みがま)える
悪戯(いたずら)に、すべてに
狂(くる)える者(もの)の輪(わ)の中で彼女(かのじょ)はすすり泣(な)く。静(しず)かに
愛(あい)は殺(ころ)したの。彼女(かのじょ)の心(こころ)に触(ふ)れる言葉(ことば)を
触(ふ)れる言葉(ことば)を
何(なに)を言(い)われても彼女(かのじょ)の返事(へんじ)は、「もう眠(ねむ)らせて」
哀(かな)しみゆえに彼女(かのじょ)はひどい顔(かお)
映(うつ)してる 鏡(かがみ)に
痛(いた)む心(こころ)はまだ消(け)せないでいる。去(さ)ってゆく あの影(かげ)
何(なに)をどうしても決(けっ)して傷痕(きずあと)は消(け)せはしないの、ほおっておいて
流(なが)れるその血(ち)は傷(きず)ついた身体(からだ)あふれるままに
さよならトリスターナ
あなたの心(こころ)は冷(ひ)えた
さよならトリスターナ
神(かみ)にも見放(みはな)されたね
彼女(かのじょ)を行(い)かせてあげて
彼女(かのじょ)を死(し)なせてあげて
言葉(ことば)にするのはやめて
「トリスターナは、私(わたし)!」と
哀(かな)しみゆえにトリスターナは逝(ゆ)く
そうよ、信(しん)じて
もう3回(かい)も繰(く)り返(かえ)されている
そのために生(い)きてる
幸(しあわ)せな日々(ひび)の終(お)わりは決(き)まって、苦(くる)しみの中(なか)
憎(にく)しみの中(なか)
なぜ幸運(こううん)は代償(だいしょう)をいつも必要(ひつよう)とするの?