約束を守るなら空 まだ見ないでいて。
夕陽は熔け、その光の行く方
終わりそうなオレンジ
哀しい音を連れて行く夕と夜の狭間が綺麗だった
満たしては溺れる
浮いては流れる
探しては虚ろう
止めては零れる
靡いては求める
馳せては焦がれる
浸しては凍える
そう素敵には行かないでしょう?
ステップを刻んで人混みをすり抜ける
羽の在処ならここだと僕はちゃんと分かっているから
逆さまの街並み 落ちない夜に乗って
月を羨んで塞ぐ誰かのもとまで
いつまでも来ない“いつか” と 書きかけの昨日
吸い込む空気の味が舌を刺す
次のページに僕の台詞があることさえ
信じられない位に焦っている
溺れては満たされる
流れては浮き上がる
虚ろえば探し始す
零れては“止めて。”と言う
求めれば靡いていく
焦がれては馳せてしまう
凍えては浸される
そう在れれば良いのでしょう?
ステップに任せて この街を飛び回る
横切る視界がすっと入って溶けていく感覚
眠らない街灯 夜に羽根を散らせて
星座になれずに揺れる誰かのもとまで
溺れては満たされる
流れては浮き上がる
虚ろえば探し始す
零れては“止めて。”と言う
求めれば靡いていく
焦がれては馳せてしまう
凍えては浸される
踏み込んだ足はそのまま
ステップを刻んで人混みをすり抜ける
歩く自由と自由の間を容易く浚ってみせてあげる
こんなにも大きな羽の速さを感じて
月を羨んで塞ぐ誰かのもとまで