風にのってあなたの声が聞こえる
私の名を呼ぶのが聞こえる
「お聞き私の子」あなたは言う
「私はお前の過去の声
怖れるな ついておいで
答えなさい そうしたら自由にしてあげよう」
私は風や降る雨の声
私はお前の飢えと痛みの声
私はいつお前を呼ぶ声
私は声 ここにいる
私は夏が去った後の野原の声
秋の風が吹く時の木の葉のダンス
長く寒い冬の間中私は決して眠らない
私は春が来る時の力
私はいつもそこにある過去の声
哀しみに包まれた 野原の血
私は未来の声
お前の平和をもっておいで
お前の平和が私の傷をいやす
私は風や降る雨の声
私はお前の飢えと痛みの声
私はいつお前を呼ぶ声
私は声
私はいつもそこにある過去の声
私はお前の飢えと痛みの声
私は未来の声
私は声