いつの間にか夜が明けて
土曜日へと流れる
あいつが生れた朝に
初雪の便り聞いた
暦の色もあせる頃
さそり座を通り過ぎて
指折り数えた十月も
忘れられてしまう
窓辺の花甘く香り
ゆく秋を懐かしめば
今年も暖かい冬が
お前をつつんでくれる
ああ時は流れ流れて
誰もが皆この冬に
一年をふり返る
もうそれは還らない
日々だけど