日暮れの街 窓の灯り
遠くの お寺の鐘
子供が行く 大人が行く
家路を 急ぎ足
私はひとり あなたを乗せた
電車のうしろ 見送っている
こらえていた 泪が今
一度に あふれそう
日暮れの街 細い煙
西陽に 染った屋根
存犬が鳴く カラスが飛ぶ
さみしい影法師
私は独り あなたの居ない
小道をたどって お家へ帰る
立ち止まって 胸の中で
つぶやく さようなら
私は独り あたなの居ない
明日も達えるかな