窓際の片隅で
頬杖ついてすわってる
秋の日の黄昏が
はかない夢に暮残る
色褪た約束 月日をたどり
あの日のうしろ姿追いかける
今日ここヘ向う道
あれこれ想いめぐらせて
何ひとつ みのらない
時と一諸に侍っていた
忘れているのなら これでさよなら
最後の返事だったと 領く
かさこそと追掛ける
落葉に耳をそばだてて
一度だけ振返る
目の淵に風がしみた