あなたの声が聞きたくて
街の電話をかけたのに
話し中の相手は誰 誰ですか
雲のようにひろがる胸の中の淋しさ
どうぞあなたのはずむ声で
涙けして下さい
いつかあなたに後ろから
目かくしされた公園よ
振り向いても誰もいない 風の音
灰色した舗道の隅に咲いた たんぽぽ
そんな小さな花のように
そばにおいて下さい