いったい、私はここで何をしているのか?
私はあなたの奥へと沈む。
いま何時なのか、そしてどんな炎が私を溺れさせるのか?
いまは暗いのか明るいのか、私はわからない。
私の肌は、拍動しているあなたの血の赤い色に張り付く。
そして、その血は私の方へと流れる。
私は踊り、そして私は私と闘う。
そして、私は自分の両くるぶしをあなたのまわりに巻き付ける。
私の両足は屈曲する。
私はあなたの尻をたくみに避ける。
私は自分の腰の上で、あなたの仕返しをもてあそぶ。
私は空しく祈る。しかし、あなたは笑い、一つの渇きを満たす。
私は踊り、あるいは私は私と闘う。
私はわからない。私はわからない。
タンゴ、私の愛。
あなたは私を痛めつける。
そして私の行き先は、
私自身を焼き尽くしてしまうような快楽である。
私のからだが身をよじらせるとき。
タンゴ、私の愛。
動物、あるいは闘牛士、
私たち二人のうち、一方が最も強い。
私のからだが身をよじらせるとき
なんということか、そんな気分が取りついてしまう。
私は自分を雌馬のように感じる。
生命(の衝動)は、私を競争へと駆り立てる。
あなたを突き放そうとする私のからだよ。
あなたの態度は、私を立ち返らせる。あなたは私を、
すきなようにはできない。私は踊り、そして私は私と闘う。
いったい、この存在に、何に、私自身という存在に、対して言っていることは、
このとき、私はあなたのものにはならないということだ。それは、挑んでいるということだ。
このとき、あなたの他には何も無いと、私があなたに言うのであれば。
私は踊り、そしてあなたはあなたと闘う。
私は踊り、そしてあなたはあなたと闘う。
タンゴ、私の愛。
あなたは私を痛めつける。
そして私の行き先は、
私自身を焼き尽くしてしまうような快楽である。
私のからだが身をよじらせるとき。
タンゴ、私の愛。
動物、あるいは闘牛士、
私たち二人のうち、一方が最も強い。
タンゴ、私の愛。
タンゴ、私のからだは、
あなたのものにはならない。まだ。
そして、もし私の魂が抜け出してしまったら、
私のからだは彼に、身をよじる。