プールに映る 夢と現つ
放課後揺れる モラトリアム
ぱちぱち サイダーは苦手
でも君の奢りなら 飲める気がする
退屈すぎる この教室
夕立 惑う 君の横顔
どきどき 一緒に溶けて
もう消えちゃいそうなの 夢かもしれない
言えない 君への2文字
物足りないこの気持ち
暑いのは嫌いだけど
最後なら寂しいよ 君となら何度でも
何回目だろうか 最後の夏休み
殘像は8月に 私を閉じ込めて
何度も 繰り返し サヨナラと初恋と
炭酸のないサイダー 飲み乾して もう一度
溶けてくアイス 蟬の合図
微かに残る 夢 蜉蝣
ゆらゆら 迷子のお知らせ
ねぇ君は本當に 覚えてないの?
見慣れた景色 夏の祭り
射的と 金魚 君の左手
どきどき 一緒に膨らむ
でも割れちゃいそうかも ダメかもしれない
消えない 花火の匂い
醒めたくない この呪い
また君に言えなかった
もう一度初めから 君となら何度でも
何にも言えずに 最後の夏休み
殘像は8月に 私を閉じ込めて
あの日に 見た花火 繋いだ手 夕焼けと
沢山の思い出を 飲み込んで もう一度