おとぎ話のように始まった物語
時代は 昔 コンスタンティノープルで
終わってしまった情熱は 静かな都市で
燈明は 夜ごとに 尽きせず燃えるもの
幻想（夢）は たった独りの部屋で育むもの
『この世界で自分は何者なのか』とは 自分の心へ尋ねるもの
永遠は 真っ青な水の中で探すもの
大空で星々が輝くのは この運命の上で
スルタンたちの情熱のために 大きな失意に沈んだ年月
城壁の奏でる歌（音）は 無口な波のよう
まだ情熱は待っているのだ 拗れてしまった幻想を
風たちの魂へ 引き渡された城を
その信念は この権威のある本から
その義務は 祖先から引き継がれたものだと知る
月は常にまた 頭上に輝き
コンスタンティノープルで 時が色褪せたとしても
スルタンたちの情熱のために 大きな失意に沈んだ年月
城壁の奏でる歌（音）は 無口な波のよう
まだ情熱は待っているのだ 拗れてしまった幻想を
風たちの魂へ 引き渡された城を