あなたを待っていたの 映画街でひとり
ロードショーの切符を手のひらに握りしめ
はなやぐ人の波に笑顔を探したの
来ないと知ってても私は待つの
ああ うつむいて愛つげられた日々が
涙の中に揺れるの
真っ赤なレイン・コートに悲しみをかくして
いま待つことだけが私の愛なの
辛い時にはぼくを想い出せと言った
やさしい嘘なのね 忘れはしない
ああ その腕に甘えた夏の午後が
いつまでも妹のように振るまえたら
こんな愛の終わりなかったでしょうか