季節を知らせる風が 吹くたびに
その時 思い出すことがある
子供のころの夢を 僕が持っていた悪魔の凧を
母は僕にキスしてくれた 僕の頬に
美しい夢の中で
まるで僕の愛したものが 生きているようだね まだ
夜が深まって 雨が小止みになるなら
乙女の塔と島たちが
ああ そこにあってくれたら
まだとても素敵な イスタンブルの秋
いつも簡単なことではないよ、愛してもいないのに愛し合うことや
身体を知ることは
僕はゆっくり学んで行ったんだ 慣れることと失うことを
イスタンブルは今日は疲れて 悲しそう 老けて
少し太ったみたいだね
泣いたからまた マスカラが流れてしまっているよ