「さようなら」
見慣れていたこの道も
いつの間にか変わって
君と見た景色 あの喧騒
遠くなる
あの日言わないで
胸に留めた言葉は
きっとまだ此処に
残ったままだから
変わらない癖 その仕草
少し笑い髪に触れる時の嘘
優しい声で泣いたまま呟く
別れの言葉
ぎこちなく差し伸べる
君の指に触れた
その温かさは自分だけが
知っていて
風に揺れる髪
あの時と違う色
君はもう知らない
二人が生きた世界
繰り返す時間 この会話
君と出逢い笑う
また忘れるまで
伝え続ける
何度でもこの名を
君が愛した名を