足元が冷えてきて
息は白くなった
寂しがっていたことに
袖を通した冬の香りがした
寒い夜は 君に会いたくなる
こんな日には そばに居て温めて欲しかった
ってそんなことは 言えるはずもないけれど
本当はちょっと 期待してしまっていたんだ
あぁ 少し漏れた ため息が夜空へ消えてく
あぁ 言葉にならない 思いの行方は
少し前を歩く 君の背中が
知らない間に 大きくなってた
ちょっと寂しく なったけど
それは「確かに君で 大人になったな」なんて思った
今日は君の 好きな曲を聞いて眠ろうか
待ち焦がれてた 君といるこの瞬間に
何か残したくて ひたすら言葉を並べても
声にならないまま 電車が別れを連れてきて
そのまま君を 連れていってしまうんでしょう?
あぁ このままずっと 時が止まってればいいのに
あぁ このままずっと なんて無理な話だ
少し前を歩く 君の背中が
知らない間に 大きくなってた
ちょっと胸の奥が 苦しくなったよ
私より小さかった背が 今では私を支えてるんだ
今日は君の 好きな曲を聞いて眠ろうか