1.
あなたと旅した 信濃川
小さなけいしん 抱きしめて
冬から春へと 変るころ
雪どけごろ
ひなびた宿屋を 後にし
乗りつぐバスから 見つめる
???の景色はうらら
しあわせそう何もかも
あなたには この気持
いわなくてもわかるでしょう
旅をして よかったと
つたえたいこの心
2.
青空うつして 信濃川
岸辺はまだまだ 花もなく
ひらけて見えてる 日本海
まだ灰色
真赤なコートに つつんだ
十九のからだの ふるえを
あなたはしっかり抱いて
大丈夫とささやくの
愛された よろこびが
とめどなくこみあげる
今はもう おそれなど
雪どけの水のよう
小さな鞄を ぶら下げ
二人が歩いた あの道
うぐいすみたいな声が
きこえていた思い出よ
あなたには この気持
いわなくてもわかるでしょう
旅をして よかったと
つたえたいこの心