君の名を心に刻んだ今も
君の名を懐かしく呟いて
涙すら流さず心は泣き
悲しくて幸福の旋律を
奏でて、奏でて
儚き幸福に
心を踊らせ
偽り続けるの
奏でて、奏でて
絶えざる閑寂に
君の音、心の音を探すの
だけど何も出来ないクセに
心は錆つき軋む
苦しい、苦しいけど
心が否定する
求めるまでもなく手にし
けれど幸福は逃げる
なす術なく悲しみが残る
嫌になる
君の名を紡ぎだすこの詩は
せつなさに凍てつき闇を孕む
愁いて、愁いて
儚き幸福は
汚れて、汚れて
無垢なる思い出は
静寂よ、静寂よ
涙と微笑みを
愁いて、愁いても感情は・・・
消えてしまいたいと願う
些細なことで傷つく
嫌だな、憐れみの感情が
嘘になる
けれど苦しくても生きる
それが生きることだから
悲しい傷ましいこともある
嫌になる
だから何も出来ないけれど
心は錆つき軋み
痛いな、痛いけどね
生きてる
証(しるし)だからさ