きらめく山嶺 湧き出す 冷たい水は
白露 纏った 聖らかな森に 染み入る
気高い姿で 咲き誇る その花は
寄せ合う 花びら 薄紫に輝きて
吹き荒ぶ風にさえ 無垢な瞳は消せない
光が集まる 優しい梢の下で
幼い心に 不思議な力 宿りて
豊かに濯いだ 蛍の河の流れに
抱かれて眠れば 遙かな面影 何処