ひとりきりの夜を
むかえようとしています
海の見える窓から
センチメンタル通信
ひとり旅で見つけた
貝のイヤリング
あなたの目にとまる日
待っているみたい
そばにいると あなたに
急がされそうで
遠い場所で ゆっくり
考えたかった
絵葉書に
Yesと書けないまま
ゆるやかな時が
もどかしく流れて
あなたの胸
頬をあてて 眠りたいの
それだけでも
今は許してくれますか?
あの時ふりほどいた
指のあとがまだ
手首に残されてる
ブレスレットみたい
だめね わたし やっぱり
後悔してるの
何処にいても 心に
あなた消せなくて
ベッドサイド
電話は鳴らないまま
熱っぽい身体
寝返りをうつだけ
あなたの胸
頬をあてて 眠りたいの
それだけでも
今は許してくれますか?