一度触れただけで ああ、千(のこと)を知ってしまう
このごろずっと こんな状態の僕
君が望むなら残ればいい、行けばいい
言い知れない苦悩の中に沈んでいる僕
僕に示してくれた愛の一部を
やがて君は放って行ってしまった
君が僕に擦り付けた罪を
訴えることの出来なかった僕
ああ、ダメだ、ダメなんだ
君がいなければダメなんだ 君がいなければダメなんだ
燃える僕の両頬
涙が止めどなく流れる
愛は夜も昼もなく
お互いを仲たがいさせて行った
春も、秋も知らぬ間に
秋と春を混ぜこぜにして行ってしまった
僕は今までこんな愛を見たことが無かった
これ以上何を見ればよかったのだろう
君が望むものを与えられなかった僕が
他にどんな風に愛せばよかったのだろう
ああ、ダメだ、ダメなんだ
君がいなければダメなんだ 君がいなければダメなんだ
燃える僕の両頬
涙が止め処なく流れる