ハッピーフレンズ ブリキの缶をスニーカーで
つぶした つぶした
錆びた青空は明け方過ぎたら寒くなって
パーカー羽織った
リズムを刻んで喚きだしたグランジの音
誰の曲だ?って 誰かが聞いて
ハイウェイトンネル
かき消されていった歌を僕らは笑った
からっぽだった今日が鈴みたいに鳴って
流線型のライトで夜明けが酔っぱらった
さよならフロンティア
玩具の銃で悪ぶってる
今日も明日もずっと呼ぶ声を騙してさ
箱に押し込めた明日を
僕らはどこかへ捨てて
ハッピーフレンズ帰り道を忘れた
虹色の街に僕らは滑り落ちていった
散り散り埋もれて翼は割れて
玩具の銃をこめかみに当てて叫んだって
君には届かない
わかってるって
みんなアジサイの花になって
つむじ風にのって野原をさまよった
さよならフロンティア
時計の針をだませるうちは
今日も明日もずっと呼ぶ声に手をあげて
箱に押し込めた嘘が
山積みになっていく
ハッピーフレンズ帰り道を忘れた
それでもなんだか楽しくて
頭も心もどうにかなって
そうやって僕はいつの間にか
笑えるようになっていくから
さよならフロンティア
玩具の銃を捨てにいこう
今日を明日をずっと繰り返さないように
胸にしまった体かを
取り出しては思い出せる
アジサイの咲いた帰り道で会おうか