風が舞うのか お龍(りょう)の声か
頬をたたいた 京しぐれ
夢のつづきが あるならば
おまえと見たい 最後まで
龍馬血染めの
龍馬血染めの 夢が哭く
馬鹿が無用の 剣ぬいて
それで日本が 拓けるか
話してわかる 刺客(やつ)ではないが
まことこの世は ままならぬ
浮いて漂よう 高瀬船
土佐の高知の はりまや橋で
坊さんかんざし 買うをみた
ヨサコイ ヨサコイ……
維新回天 命を賭けて
散って実のなる 華もある
荒れて吠えるな 土佐の海
明日は七つの 海越えて
龍馬夜明けの
龍馬夜明けの 天を征く