宵のうち早く、小さな命と影が蠢く国
汚れた世界の隅にあふれ出す綺麗な水を飲む
「恋はいつもそう、後出しでいいの」
ずるそうな目で笑った
儚げに、夏の夜に、蛍のように舞い上がって
夢を見て、きらめいて、発光した私つかまえて
男の子、女の子、シャングリラ目指し飛んで行こう
合言葉はいつだって
「夏はいつもそう、物足りないもの」
さみしそうに笑った
少しだけ、涼しげな、夜風の通り道をあけて
危ないぜ、気をつけて、線香花火が落ちないように
儚げに、夏の夜に、蛍のように舞い上がって
夢を見て、きらめいて、発光した私つかまえて
男の子、女の子、シャングリラ目指し飛んで行こう
合言葉はいつだって