洗濯機のように
振り回される 生活で
あの頃の匂いは
気づいたらもう 消えていた
思い出に針を落としたら
音飛びする度 思い出す
子供にはまだ早いって
偉そうにしていたけれど
置き去りにしたレコード
今は毎晩聴いてるよ
月が眩しくて煙を燻らせた
映画の様だった
巻き戻しては 繰り返す
大事な台詞だけ
噛んじゃう癖は 治らない
思い出を 瞼に写して
滲んで見えなく なる前に
子供には まだ早いって
偉そうにしていたけれど
置き去りにしたレコード
今は毎晩聴いてるよ
月が眩しくて煙を燻らせた