「あなた方 繊細ですばらしい男たちに
試合から身を引くことに大きな喜びをもつ人達に
肩に手をかけるべきだ
人生に向かってゆく この柔らかく軽い手をかけて」
我々はみな自分の中にテネシーをもっている
夜をひきのばすというこの望み
別の人生を生きようというこの狂った望み
自分の言葉で見る我々のこの夢
テネシーの何か
我々を無限へと押出すこの力
愛はほとんどなく 妬みばかりが大きく
愛はほとんどなく 騒音ばかり
テネシーの何か
そしてテネシーに住んだ
熱を持つ心とこわれた身体
このふるえるような生きたいと言う願い
我々のこの夢は彼の叫び
テネシーの何か
夜には消える星のように
他の人たちが狂ったように愛しあう時
叫び声もなく 音もなく
たったひとつの愛もなく 1人の友人もなく
こうしてテネシーから去った
夜のある時
街の心が眠る時
欲望のようにそれは浮かぶ
彼への言葉とともにこの我々の夢が
テネシーの何か
テネシーの何か
そうテネシーの
我々の中にテネシーの何かがある