長い夜がやがて明ける
人の声が外を通る
俺の胸におまえの手を
あててお聞き
愛の叫びを
なぜわからぬこの気持ち
なぜ届かぬこの愛が
遠い鐘が鍵もかけぬ
ガラス窓を叩く音に
背中向けておまえは今
涙拭いて
服を着替える
Que je t'aime
Que je t'aime..
名前さえも教えあわず
ただの一夜過ごしただけ
なのに古い
昔からの恋人たち
そんな気がする
なぜわからぬこの気持ち
なぜ届かぬこの愛が
庭に咲いた花も見ずに
バスの走る通りに出る
広いつばの帽子かぶり
泣いた顔を
襟にうずめて
なぜわからぬこの気持ち
なぜ届かぬこの愛が