なぜ いまこの手と手握って
たしかめた体温を 懐かしく思うのか
なぜ 五月雨の遊ぶ深淵
微笑んだその視線に 泣きたくなる
その声で僕を呼んでくれ
誰に言えぬこの弱さが
強く立つための軸だと思い知る
違うから愛おしくなる
ただわかりたい 君と僕を
生きるほど傷が増えていく
それでも探している僕らの理由(わけ)を
重ねては美しくなる
今わかりたい 叫び出したい