香りが残る小瓶に詰めた
恋は星砂 街は海
手のひらの中くちづけをして
今遠くへ放り投げるの
ただ夢中で過ごした日々が
光に踊るプリズム
帰しましょう この海へと
まぶしい永遠のために
眠りなさい 思い出達
せつなく呼びかける声に
振り向かないわ
背中向ければ優しい波が
足跡さえさらってゆくの
目を細めて見上げる空に
散らした涙プリズム
流しましょう この胸から
誰にも触れられぬ場所へ
子供だったと笑うけれど
記憶は傷つけられない
帰しましょう この海へと
まぶしい永遠のために
眠りなさい 思い出達
せつなく呼びかける声に
振り向かないわ