黄金の痛み 薄れることはなく
夕暮れのような橙が焼け付いて
真っ赤に飛び散る花びらは
心臓の上で踊ってる
青藍の空風仰ぐ 今すぐ飛べるように
飄々と流れてく 見せかけでも
描いていた未来とちょっとだけはずれたとしても
私が私どある 証ならば
この痛みも抱いてふっと笑い飛ばしてあげる
紫煙の先に温もりを見つけた
緑のこころが嘯いて 嬉しくないよと俯いた
雨が止んで虹の指輪
貴女にあげるから
脈々と続いてく 時間の中
迷いも悲しみも断ってやわらいだ傷跡が
私が私である 証ならば
捨て去ることもせずぐっと深くしまっておこう
今此処に生きている
飄々と流れてく 見せかけでも
描いていた未来とちょっとだけはずれたとしても
私が私である 証ならば
この痛みも抱いてふっと笑い飛ばしてあげる