ひとりながれる この身には
むかしの戯れごと ひとつずつ
名なし花びら ちぎるよに
捨てて 捨てて 捨てきった
おんなまごころ 叛き唄
いつかどこかで 聞いたよな
むかしの戯れ唄 つぶやいて
つめたく泣いて みたけれど
くらい くらい くらい部屋
やがてはかなく消えてゆく
むかしの戯れ夢思いでも
冷えたたたみに残るのは
あかいあかい血のなみだ