愛おしい朝に
不届き者
記憶の隅
居ないとしたい
知りながら僕等
その度に嘘を吐く 吐く
黒くなってみて
色違いかも
白くなる日は
来ないとして
知りながら僕等
新しい嘘を吐く 吐く
解らない事は
変わらない事
その無力さに
声枯らせるモノ
見当たらない
ただ それだけ
でも柔らかに続く
咳き込む僕の頭の中
ギリギリまで
追憶する先も
「解らない!」
解らない事
言えるだけ
ただの命
タッ! タッ! タッ! タッ!
美しい囮
見蕩れる羽
始まりこそ
守っていて
知りながら僕等
終われない嘘を吐く 吐く
変わらない事を
許さない夜を
あと一つだけと
繰り返す僕を
殺せない
ただ それだけ
でも柔らかに続く
咳き込む僕と頭の中
ギリギリまで
追憶する先も
「解らない!」
解らない事
言えるだけ
ただの命
タッ! タッ! タッ! タッ!