寝苦しい夏の夜のブルーの闇に
思いつめた顔であなたが立っている
若い娘がやって来る時間じゃないと
強く責めてみてもあなたは帰らない
きわどいジョークならあしらいも出来るが
大粒の涙には気持がしぼむよ
お嬢さん お手上げだ どうにもならない
どうやら夏のピエロになりそうだ
よそ行きの帽子など そろそろとれよ
そんな固い顔でにらんじゃつらくなる
窓ぎわがいいのならそれでもいいが
立ったままでいては話も出来ないよ
酔いどれ女なら ふざけてもみるけど
まごころを見せられちゃお酒も出せない
お嬢さん お手上げだ どうにもならない
どうやら夏のピエロになりそうだ