だって なにが哀しいかって 言ってもさ
あの人が 生きようが 死のうが
どこで暮らそうが 誰と暮らそうが
もう私とは 関わりのない 人になっちゃった
気が付けば 旅に出てました
街も 人にも 会いたくなくて
海の音 風の音だけ 微笑みながら
女人荒野に 立ってます
生きていれば いいことだって あるからさ
そのうちに いい人に 会えるよ
そんな慰めで 自分だましが
出来るなら 泣いてなんか いない筈ですね
誰の為の 乳房なのですか
やせたこころも 凍える指も
かわいいと 愛していると 言われていたい
わたし愚かな おんなです
海の音 風の音だけ 微笑みながら
女人荒野に 立ってます