遠雷をいつか見た空に
重ねて誰かを想うの
優しさが偽りに変わるとき
きっと、あなたの夢は終わる
さあ、行きましょう
過ぎし時は壊れていくものなのだから
私はあなたを守れないけど
透き通った空だけは変わらぬまま
有りのままこの世界を見つめているの
ガラスのそらに
ひとり残されても 忘れ去られても
生きている限りあなただけの時に
夜明けは来る
だから、いまは涙を拭いて
この世界に生きるあなただけは……
さあ、行きましょう
これから訪れる日を真っ直ぐにずっと
その目に暗い影が射し込んでも
最後まで命を燃やし尽くして
いつか来るその時まで歩き続けて
ガラスのそらに
ひとり残されても 忘れ去られても
生きている限りあなただけの朝に
光が射す
さよならを告げるそのときにも
あなたに笑顔がありますように
飾った言葉は言わないけど
きっと二人でまた笑えるよね