白く白く積もる雪が
君の肖像(すがた)溶かしてゆく
悴(かじ)んだ手を隠しながら
微笑(わら)う君への愛情さえ忘れないでいたら
君を失うことになんてならなかった
其れは、君が望んだこと
其れは、僕が失(な)くしたもの
…懐かしい夢は、残酷で…
冷えた身体を抱き寄せたら優しく温めて
その瞼に口付けながら何度も愛を誓い合ったのに
月の光が照らし出した
二人の愛はまるで永久(とわ)の物語
白い吐息は空へ消えて
僕は独りきり
君の姿捜しながら
都会(まち)を彷徨(さまよ)い続けてる
例え初めにこの終わりに気付いても
僕はそれでも君を愛している