夜になって
星が見える
でも君の窓からは見えない
君は光が好きだ
通りに輝く
夜の闇は
君を怖がらせない
君は風の音を聞く
広場で話をする
多分あの家で
君はまたぼくの声を聞く
ニューヨークには星が少ない
百万の窓の どこに君はいる?
ニューヨークに星はない
君のまわりにはたくさんの人がいる
でもニューヨークにはぼくはいない
いつも灯りがついていて
君はそれが好きだ
でも君が捨てた空は
ここでぼくといっしょに君を待っている
君に歌を書く
君を忘れないために
ぼくは飛行機がまた離陸するのを見ている
ニューヨークには星が少ない
百万の窓の どこに君はいる?
ニューヨークに星はない
君のまわりにはたくさんの人がいる
でもニューヨークにはぼくはいない
君は夜に灯を消す
でももう眠れない
月と君の星が
まだ輝いている
ニューヨークに星は戻る
百万の窓の中で 君はどこ?
星はニューヨークを照らす
でもぼくと君がいっしょに見た星はない
そしてニューヨークにはぼくはいない
君は夜に灯を消す
でももう眠れない
星は見える
君も見ている