泥濘んだ夢の欠片が
この胸を刺す
偽りの箱庭
絶え間ぬ欺瞞の破片を
焼べた幻
災いが昇る
奈落と呼ばれるわけを
その身に刻印して
逆さに墜ちる 哭く月を背に
もう 二度と還れない
粉々 きらめく灰が
星屑に踊るの
彷徨う 灯の往く当ては知れず
指した先を乞う事も厭う
永久を願うのなら
契約を捧げて
ああ 煙る夜
脆く崩れた
人を 模した
影よ
沈め
瞼に焼いて 刻め毒を
捧ぐ 契りが 月に舞う
見上げた星は
遠く 遠く
触れることもできず
ただ包まれて眠る
狂い咲け
墜ちる 哭く月を背に
もう 二度と 離さない
辿り着く 地の底には
死に飢えた
魔女が 独り
ねえ覚悟が『君』に あるのなら
身代わりの 灯でもいい
『君』が 持つ術で さぁ
連れ去って
見せて
奈落の景色を