暗い夜空に ちらりと消えた
流れ星だよ 幸福なんて
しょせんは別れにゃ ならない二人
逢わない昔と 諦めな
離すもんかと 力んでみたが
みんな夢だと ようやく知った
酒場の女と 流しの男
どうにも浮べる 筈はない
惚れていりゃこそ 何にも云わず
逃げる旅だよ 察しておくれ
せめてもお前を 泣かせぬうちと
思った俺らの 幕ぎれさ