水際に 青白く
細い足を 遊ばせてみる
揺らめく 波の雲
まるで螺旋 吸い込まれそう
まだ気づいてない
最後が今 訪れる
この澄んだ景色は
もう誰も見れないのに
瞳閉じてため息
心の中 空のまま
何の為に生きてる
答えがもうすぐ分かる
切り裂いた 黒い羽根
傷たらけで 捨ててしまった
僕らは 何も無い
持ち上げられすぐに落ちてく
もう 信じてない
皆が居るあれこれを
あと数日間で
すべてから開放される
いつも何か探して
だけど何も残せない
弱くかすれた声は
誰の名前を呼ぶの?
何もかも 投げ捨てて
どこか遠く消えて行きたい
水面に浮かんだら
赤い月に手を伸ばそうか
崩れゆく この世界
大地が割れ 人が燃えてく
かつては天使だった
僕はそこで立ち尽くすだけ
愛しい 思い出も
全部消えて 無くなれば良い
涙で空の雲 まるで螺旋
吸い込まれて行く